【毎日を幸せに生きる技術】〜あなたはもっと、キラキラ輝ける〜

あなたは怒りを感じますか?毎日笑顔でいたいあなたはチェック

イライラや怒りは、他者を傷つけたり、自分が傷ついたりすることはあっても、決して、プラスには働きません。けれども、実際には、些細なことから口論になることもありますし、誰かの発言にイラッとしてしまうこともあると思います。極端な例では、誰かのせいで大切なものを失って、恨みという形で怒りを抱えている方もいらっしゃるのが現実です。

今日は、他者に対する怒りを軽減し、あるいは消し去って、毎日を笑顔で暮らす方法について、お伝えしたいと思います。

こんなことを言うと、いかにも私がまったく怒らない人のように見えるかもしれませんが、そんなことはありません。実際には、結構、短気な面もあったりします。けれども、私は怒りを引きずることはありません。数時間も怒っている、ということは、最近ではなくなってしまいました。

私があまり怒らなくなったのは、怒りの本質を知ったからでもあると思います。怒りの本質、それは、「悲しみ」です。すべての怒りは、何かしらの悲しみの感情を含んでいます。その悲しみを、悲しみという形のまま、素直に受け容れることで、怒りの感情は、自然と収まります。

よくわからないと思いますので、具体的な例を出します。たとえば、あなたが会社の後輩に対して、「またこんな失敗をして!」という怒りを抱いているとします。けれども、そこには、あなたの、その後輩に対する期待の感情が含まれています。その後輩にまったく期待していなければ、「怒り」ではなく、「呆れる」だけでしょう。本当はもっとできるはず、という期待があるから、その期待に応えてもらえないと、悲しみの感情が生まれてしまうのです。

もう1つくらい出してみましょう。あなたの家族が、ゲームばかりして、家事を手伝ってくれないとします。怒りたくもなりますよね。けれども、それは、あなたがその家族に家事を手伝ってほしいと期待しているためであって、あなたは、その期待を裏切られて、悲しいという気持ちになっているのです。

ただ、悲しみの感情を持ったままでは、あなたはハッピーな笑顔になりきれません。私も、怒らなくなった直後、この状態に陥っていました。悲しみの感情を素直に認める反面、それを笑顔で受け容れるところまでいかなかったのです。

私は、この感情に、もっと踏み込んでみました。そして、あることに気づきました。私には、「感謝」が足りなかったのです。誰かに何かを過剰に期待してしまうという状態は、その「誰か」がそれをできて「当たり前」、とあなたが感じていることが、往々にしてあります。けれども、それは真実ではありません。相手は、努力して、期待に応えてくれるのであって、最初から自然にそうしているわけではないのです。

そのことに気づくと、相手が普段、してくれている行動に対して、感謝の気持ちが起こるでしょう。自然と、笑顔になってきます。同時に、相手がちょっと失敗したからといって、怒らなくなります。また、ちょっとした家事を手伝ってくれたときにも、「ありがとう」という言葉が自然と出てくるようになり、その家族のやる気を引き出すことができるようになります。

「当たり前」の基準が低くなることで、より多くのことに感謝できるようになります。あなたも、何か「当たり前」と感じていることがあるなら、それを書き出して、本当に当たり前なのかどうか、もう1度、吟味してみてくださいね。